クリーニング事故原因は 1,クリーニング方法に過失がある場合 2,アパレルメーカー側に過失がある場合 3,お客様の着用時に過失がある場合 の三つに大別することができます。 クリーニング制度(クリーニング事故賠償)が適用されるのは (1) のクリーニング方法に過失があるとみなされた場合に限ります。 なお、クリーニング事故原因の決定は繊維製品検査所等の鑑定に基づくものとします。 ■クリーニング方法の過失がある場合 ・洗いによる損傷 ・仕上による損傷 ・運送途中の損傷(お客様からの運送途中での損傷は、賠償対象外となります。) ■アパレルメーカーに過失がある場合 ・染色堅牢度の弱さ、染色移動、変色褪色、その他 ・生地素材の使い方、硬化、剥離、ひび割れ、ゴム伸び、プリント脱落、収縮、それに類するもの ・付属品ボタン スパンコール ビーズ等の欠落破損 ベルト破損 それに類するもの その他収縮や変形など ■そのた、賠償対象外 ・加水分解によって経時劣化する特徴を持つ素材(ポリウレタン)で製造された衣類は、 3年〜5年で劣化いたします。人間の五感では判断できない状態の場合も多いため、 製造から3年以上経過した同品は賠償対象外とさせていただきます。 ・ 染色が弱い商品でありながら、アパレルメーカーの指定された方法によるクリーニングで お色に著しい変化が発生した場合は、賠償対象外とさせていただきます。 ・熱セット性が弱い生地で製造された衣類は、衣類に変化の発生しないクリーニングはできません。 アパレルメーカーの指定する洗濯表示に「熱セットの状態は永久的なものではございません」等の 内容が記述されているお品がそうです。 したがって、熱セットが取れる変化については、賠償対象外とさせていただきます。 ボンディング加工生地は、劣化によって貼り合わせ生地が剥離してきます。 製造から3年以上経過した同素材は剥離の危険が高く、 通常のクリーニングに耐えない状態となっている場合は、賠償対象外とさせていただきます。 その他通常のクリーニングに耐えない素材で企画・製造された衣類については、 賠償対象外とさせていただきます。 ・汗、日光、または蛍光灯等によって生地が一部弱くなっていたり、 変退色した衣類については賠償対象外とさせていただきます ・納品後に、7日以上経過したお品または一度着用されたお品については 賠償対象外とさせていただきます。 ・化学薬品(整髪剤、パーマ液、バッテリー液、漂白剤等)などがお客様の過失で付着され、 その旨の申告が無く、クリーニングによって科学反応してしまった場合は 賠償対象外とさせていただきます。 家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規定が正しく履行されていないお品は 賠償対象外とさせていただきます。 ■賠償額の範囲と違約損害金 ○購入後 ・ 1年未満の場合 購入価格の80%程度 ・2年未満の場合 購入価格の80〜60%程度 ・3年未満の場合 購入価格の60〜50%程度 ・4年未満の場合 購入価格の30%程度 ・5年未満の場合 購入価格の10%程度 ・5年以上の場合 購入価格の5%程度 ※上記賠償額については基本的なものであり委託商品の劣化・損傷状況によっては この限りではありません。また、賠償額の上限については、当該商品の上限を超えることはありません。 ○条件 ・当該商品、お届け後二週間以内に判明したものか、当社が事故扱いと認めたものに限ります。(2週間以上経過したものは瑕疵部分も含めて事故賠償制度の対象外となりますのであらかじめご注意ください。) ・市川クリーニングマーキングタグが当該商品の本体に付いている事を前提とします。万一タグを紛失または廃棄処分されている場合は、それに準じて証明するものがある場合に限り賠償制度が適用されます。 ・万一事故が発生した当該商品についての残存価格はお預かり時点の情報に基づいて査定されます。(時価を越えての賠償には応じられませんのでご注意ください) ・購入価格については、購入先またはメーカーの領収書、レシート等を必要とします。それらが紛失、廃棄処分されている場合は調査の上決定したします。 ・損害賠償品の返却及びクリーニング代金の返金は出来ません。但し市川クリーニングが別途返却、返金を認める場合は、その限りではありません。 ・アパレルメーカーの洗濯取扱絵表示等に従ってクリーニング処理をし、クリーニング事故が発生した場合メーカーがその責に任ずるように、被クリーニング利用者に代わって事故賠償交渉を市川クリーニングが行う事ができます。 ・お客様の着用時に原因があると判断された事故については事故賠償制度は適用されませんのでご注意ください。 ○免責 ・台風、地震などの自然災害による事故 ・主観的価値である無形的損害賠償や精神的慰謝料には応じられません。 ・インポート商品等の衣文化の違いによる事故についての賠償も時価の範囲を超えることはありません。 ・市川クリーニング側に故意の重過失があった場合には民法の規定によります。 ※本制度に定める以外に発生する諸問題・事故にいては一般的信義誠実の原則により解決をはかるものとします。 ※クリーニング事故賠償制度は全損(本体が着用に耐えられないと判断)したときのみ適用されます。 商品のご購入時やサービスの登録時に、お客様に個人情報のご提供をお願いすることがあります。当社では、ご提供頂いた個人情報に関して、「個人情報保護の原則」に基づきまして、取り扱いに関しては最新の注意を払っています。 |